おひとりさまひとりごと日記

40代独身女性のおひとりさま独白

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息を吐くように涙を落とす

お題「大失恋をしたときどう立ち直りましたか?」

私は大変繊細な心の持ち主で、失恋なんてしようものなら息をするより涙を流すことに体の機能が持っていかれてしまうのに、なぜか食事は喉を通ってしまうので失恋しても痩せないというありがたくないタフさが備わっています。数時間くらいは喉を通らないタイミングはあるんだけど、それってまあ普通ですよね。1食抜いても体重に影響ないのが中年の証。

10年くらい前、まだ30代前半だったときに、人生で一番好きだと思っていた彼氏から連絡がこなくなったことがあって、彼からの連絡を半年以上待ち続けていたときは息を吐くように涙を落としていた。寝る前の儀式みたいに。結局その人とはその後ちゃんと会ってお別れしたのだけれどその後も数年に渡って引きずってしまい、次に彼氏ができたのは5年後。その人の影を追いかけているからか、次の彼氏もその次の彼氏も性格に問題がある人が続き、男性不信に。

そして数ヶ月前にその彼から数年ぶりに連絡が来て、一緒にごはんを食べに行き、結婚できなくても彼と過ごせるならそれでいいかななどと血迷ったことを考えてしまったけれど、その後また音信不通になり、私は本当に何も学ばないなと自分に失望。本当にどうしようもない。

よく本を読む人だった。特に純文学をよく読んでいた人だった。一緒にいると文化的なかおりがしてそこが好きだった。この間、太宰治ヴィヨンの妻を読んでいるときに彼のことをふと思い出した。純文学好きにろくな男はいない(個人の感想です)。