おひとりさまひとりごと日記

40代独身女性のおひとりさま独白

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すべてのものはこの世に役割を持って存在している

「回避性愛着障害 絆が希薄な人たち」(岡田尊司)を読みました。本屋を徘徊しているときに「あ、私これだ」って思ったんですよね、人と親密になるのを避けてしまう、一人の方が気楽、結婚や子どもをもつことに消極的、責任や束縛を嫌う、傷つくことに敏感、失敗を恐れる…まさにこれ私です。友達はいるのですが、親密ではないような…誘ったら迷惑かな?とか考えてしまうんですよね。友達のことは好きだし仲良くなりたいんですけど、私なんか好きになってもらえるはずがない、本当の私を知ったら嫌われるんじゃないかと恐れています。

何か解決するのかと思ってこの本を読んでみましたが、「苦しみに向き合って克服する」「自分を認めてくれる人と出会う」「生き物の世話をする」というあたりが解決策ですかね…。エヴァンゲリオン的には「僕はここにいていいんだ!」ですね。私がピックアップした解決策なので、もっとちゃんとした内容を知りたい方はぜひ読んでみてください。

芸術とか研究に才能を発揮した人の回避性愛着障害の例がいくつも出てくるんですが、つらい経験はその人の才能を活かすのに必要なものだったと思えてくるんですよね。そういう事例を読むだけでも少し心が軽くなるような…。文学とか芸術とかやってる人は、小さい頃から繊細だったり、傷付いたりした人が多いんだと思います。私は思うようにいかない人生を経験して、人に寄り添う仕事がしたいと思いキャリアコンサルタントの資格を取ったのですが、その勉強をしているときに「挫折した経験がある人は挫折した人に寄り添うことができる」と言われました。アイヌのことわざに「すべてのものはこの世に役割を持って存在している」というのがあり、私も何かの役割を持っていると信じて生きていきたいです。

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暗い話題だったので、さわやかな写真を。いつものように数年前に山に行ったときの写真です。麓で1泊、山小屋2泊の山行でしたが、体力的に最初で最後の思い出でしょうね…。