おひとりさまひとりごと日記

40代独身女性のおひとりさま独白

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会社に行ってないのに会社のことを考えて憂鬱になる日々

事情により本日休暇を取得。2駅離れたコメダ珈琲店でモーニング。1日ぶり2回目。10時前着。平日の午前中でもソファ席ほぼ満席、空いていたソファ席を確保し、モーニングを注文。隣は30〜40代のサラリーマン。噂に聞くさぼリーマンか。スマホをイジるだけで何もしていない様子。もしかしたらスマホで仕事をしているのかもしれぬがその気配なし。本日は山食パン(トースト)、ぬる豆乳、たまごペースト、アイスオーレの組み合わせ。ゆでたまごは売り切れ。鳥インフルエンザはいつまで続くのか。ぬる豆乳を塗った山食パンたいへん美味、一瞬で食す。日曜と同じ感想。次のモーニングでは山食パンとローブパンどっちを頼むべきかたいへん悩ましい。どちらも美味。ちょっといつもと文体変えてみた。違和感しかない。そして疲れる。この文体終了。

そのあと三省堂書店森茉莉「私の美の世界」と岡田尊司「回避性愛着障害 絆が希薄な人たち」を購入。完全に「頭のよさは国語力で決まる」の影響で国語力を上げたいというのと、最近あんまり本読んでなかったから本読みたいなーというのと、最近kindleで読むことが多かったけどやっぱり紙の本のほうが好きだー!ということで紙の本買いました。紙の本って繁殖してるの?というくらいあっという間に家にはびこって邪魔ですけどね…。

本当は森鷗外に挑戦しようとしたんです。森鷗外って立ち読みで1ページくらいしか読んだことなくて苦手意識がかなり強いんですけど、私ももう40代のいい大人ですし、そろそろ克服しようかと。でも、だめ、でし、た…森鷗外じゃなくて森茉莉森鷗外の娘)買っちゃいました。森茉莉の卵への熱意はすばらしく、10ページくらい卵についての愛を語っています。

「私が卵を好きなのは単に味だけの話ではない。卵の形、色もひどく好きで、町で新しそうな卵の山を見ると、卵を使う予定がなくても、なんとなく買いたくなり、手に持って見たくなる。真白な卵の表面は、かすかな凹凸があって、新しく積った雪の表面や、平らにならした白砂糖を連想させるし、またワットマンなぞの上等の西洋紙や、フランスの仮綴じの本のペエジにも似ている。赤みがかった殻もきれいで…」(「私の美の世界」より)

卵の見た目でよくここまで書けますね!作家って情熱がすごい。私はここまで情熱を持てるものが何かあるだろうかと考えたけど何も思いつかず、文才以前に情熱がない自分をかわいそうに思ったり思わなかったり。ここまで情熱がすごいと色々なところとぶつかって生きにくいんじゃないかしら。昨今の鳥インフルエンザに起因する卵不足に森茉莉が発狂しなくてよかった。森茉莉ならいくらかかっても入手しそうですが。