おひとりさまひとりごと日記

40代独身女性のおひとりさま独白

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涙を流す準備はできていた

本日は岸見一郎さんの「愛とためらいの哲学」を読みまして、大変有意義な一日を過ごせました。アタクシこの歳(43歳)になっても愛とか恋とか苦手というか、よくわからなくて、愛される自分なんてどこに存在してるの?とかこじらせ女子を気取っていたのですが、いいかげんそろそろ卒業したくてですね、岸見一郎さんに頼ってみました。

岸見一郎さんってなんかの記事がおすすめにあがってきてたのでちょっと読んでみっかな、くらいの気持ちだったのですが、とても読みやすく、私のこじらせた心にフィットしました。これだ!と。巷に溢れている「男を操るさしすせそ」とか「魅惑の恋愛操縦術」とかそんな小手先のテクニック本ではありません。真剣に愛について考え愛を理解したい人、心の底から人を愛する人生を送りたい人のための、哲学的な一冊です。これ系の本、昔読んだときはそこまで感銘を受けることはなかったのですが、今日読んだら心にストンと入ってきました。機が熟すっていうのはこういうことなんでしょうか。

どうして彼氏からの返信が遅いんだとか、私と会うより友達と会ってるほうが楽しいんでしょとか、ちょっとは思うじゃないですか。つきあってる人がいると。そうじゃなくて、彼には自由でいてほしい。自由でいて、自分らしく生きてほしいというのが愛なんです。うーん、なかなかできん。今日はできるような気がするけど、数日経ったら元のこじらせに戻ってしまいそう。そしたらまた読まなければなりませんね。「愛とためらいの哲学」はkindleunlimitedで読めますのでこじらせの方、ぜひどうぞ。

私は本を読むときいつもyoutubeで何か音楽を聴いているんですが、この本を読んでいるとき、歌詞が入っているものを聴きたくない気分になって、クラシックなぞ聴いてみたんですね。そうしたら自然に涙が出てきてしまって止まらない。クラシックで泣いたのは、映像化された「のだめカンタービレ」を観たときくらいなんですよ(ドラマに泣いただけであって、曲に泣いたわけじゃないですよね)。この本で心を揺さぶられていたからクラシックが沁みてしまったんでしょうか。びっくりしました。

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あと、今回のタイトル、どこかで聞いたことあるなーと思って、検索してみたら江國香織の「号泣する準備はできていた」でした。完全に劣化パクリですね!20代の頃、江國香織がめちゃくちゃ好きで読みまくっていたので記憶のかけらがあったんですね。内容は全然覚えてないですが…。